【ワンフレームの光を捉えるように、一粒の豆に命を吹き込む】
『abbot roastery』の始まりは、自分が本当に飲みたい珈琲を追求するための、自身が楽しむための焙煎でした。最初は鉄製のザルから始まり、手網焙煎へ。そして機械式の直火焙煎へと移り変わる中で、私の淹れるハンドドリップは友人や身近な方々へと広がり、やがて「買いたい」「欲しい」という温かい声に背中を押され、オンラインショップとしての歩みを始めました。
焙煎士である私は、普段は全国放送のTVCMや大手配信プラットフォームのオリジナルコンテンツでカメラを回す映像カメラマンであり、写真家、デザイナー、そしてクリエイティブディレクターでもあります。
秒単位の過酷なプレッシャーがかかる撮影現場の裏側で、自分自身の思考を研ぎ澄まし、時に張り詰めた心を緩めるために、私にとって撮影で訪れた世界各国のコーヒースタンドやカフェで飲んだコーヒーは、なくてはならない不可欠な存在でした。そこで体験した味やスタイル、そして心からの感動が、私のコーヒー原体験となっています。
ワンフレームの映像の光にどこまでもこだわるように、私たちは1粒の豆の火入れにこだわり、自身のスタジオで丁寧に焙煎しています。かつて訪れた国の人たちといつまでも繋がりを持ち、行き来をし、農園に訪れ、その人々の息づかいを感じられるようなコーヒーを届けたい。そんな熱い思いと世界へのリスペクトを込めて、今日も特別な一杯を焙煎しています。